ニュードのTシャツ（original）は、
2024年、株式会社アバンティ（以下、アバンティさん）の
企画設計と製造のサポートを受けて誕生しました。
アバンティさんは、
“オーガニックコットン”という言葉が日本で一般に知られるよりも前の
1985年からオーガニックコットン専門の事業を営んでいる、
まさにコットンのプロフェッショナルです。
「生地はオーガニックコットンを使う」
そう決めていた私たちにアバンティさんが見せてくれたのは
やわらかな生成り（きなり）無地の生地サンプル。
それは、「GOTS認証」という世界基準に合格した
オーガニックコットンの生地でした。
この認証は、栽培や繊維の製造過程において
毒性のある薬剤が使われていないかだけでなく、
動物実験や児童労働、遺伝子組換といった社会的な問題がないかという観点からも
数多くの厳しい基準が設けられており、
それらをすべてクリアしたものだけが合格することができます。
さらにアバンティさんから、もうひとつの提案。
「これに、国産の綿を少しだけ混ぜた生地を使ってみませんか？」
日本では、国内のコットン需要の100%を海外からの輸入に頼っているため、
「国産の綿」という素材はほとんど流通しておらず、
一般に目にする機会はほぼありません。
でもいつか。
100%国産のオーガニックコットンTシャツが
“当たり前”に着られる日が来るように。
国産綿の復活に取り組むプロジェクトを
推進しているアバンティさんならではの、
そして、私たちの想いにもぴったり寄り添った素敵なご提案でした。
なお、この5%の国産綿には
オーガニックコットンとしての認証はありません。
けれども、
土壌検査がきちんと行われていて
過去3年以上にわたり化学肥料や農薬などの薬品を使用していないことを確認した、
安全な圃場で育てられています。
それに、
アバンティさんの担当の方がたびたび
全国各地の圃場（栽培地）を直接訪れて、
生育具合を見守り、一緒に作業を手伝って
大切に育てられている綿なんです。
こうしてニュードのTシャツ（original）は、
GOTS認証のオーガニックコットンに、
5%の国産綿を混ぜた特別な生地で作られました。
次回も引き続き
ニュードのTシャツのやさしい素材に関する記事になります。
どうぞお楽しみに。
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