最後は、ニュードのTシャツ(original)の
デザインについてですが、
その前に、私たちが名乗る“ニュード”という名前、
その由来から説明させてください。
私たちがプロジェクトを始めたばかりの頃、
こんな未来のイメージを描きましたーー
入道雲の立ち上る青空の下、子どもたちが全力で走り回る原っぱ。
そんな当たり前な日常の風景が未来にもずっと続いている。
たくさんのコットンボールがはじけて、
そこから豊かな綿が入道雲のように溢れだしている。
そして、子どもたちがつまらないストレスに悩まされず、
まるで妖怪の“入道”のように大きく、健やかに育っている。
これらのイメージに共通して存在している「入道(雲)」という存在。
そこから名前を借りて、
私たちは「ニュード(NYU-DO)」と名乗ることを決めました。
そしてそんなニュードの世界観を形に表したのが
ニュードコットンのロゴマークです。

実はこれ、「開け放った“窓”の向こうに広がる“入道雲”」をシンボル化したものなんです。
そう思って見てみると、窓枠や雲が見えてきませんか?
ロゴマークのデザインコンセプトは『雲を望む窓』。
「望む」という言葉には、
“はるかに隔てて見る”という意味と、
“願う”という意味があります。
もうおとなになってしまった私たちが、
いま子どもたちが生きている世界に寄せる憧れと、
これから彼らが生きていく世界への希望を重ねて、
“雲を望む”という言葉にその想いを託しました。
次にテーマカラーについて。
ニュードのTシャツやWEBサイトをご覧になって、
「オーガニックコットン製品を手がけるなら
ブラウンやグリーンなどのナチュラルカラーにしないの?」
そう感じられた方もいるかもしれません。
私たちが敢えて空色と白をテーマカラーにしたのは、
「子どもの生きる世界」に寄り添わせてもらおうと思ったからです。
だって、「オーガニック」という言葉が持つあれこれを
子どもたちに背負わせたくなかったんです。
(素敵なことも、難しい課題もね)
プリントなどのデザインを使わない
コットン本来の生成り無地のTシャツは、
好みを選ばず飽きもきません。
スタンダードな形だからこそ、いつも子ども自身が主役になれる。

そしてそんなシャツの裾口にあしらった小さなロゴマークを通じて、
子どもの成長のお供ができればうれしいです。
ニュードのTシャツ最後のこだわりは、そのデザインについて。
次回、しめくくりの話となる
『Tシャツの向こうに見る愉快な未来』
をお届けしてこの連載を閉じようと思います。
ぜひ、最後までお付き合いください。
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※夢工房かしわぎさんでは、店頭販売のみの取り扱いとなります。