プロローグ 【綿で紡ぐメロディ 冒険譚】

企画『綿で紡ぐメロディ』は、
ニュードと「じぶんラボ」との共同チャレンジ企画です。

「じぶんラボ」とは、4年次が総合的な探求の時間に、
実社会の様々なプロジェクトを経験し、
教室で体験できない多様な状況に直面することで、
自身の生き方・あり方や社会についての理解を
深めることを目的としているプログラムです。
(平塚中等教育学校によるじぶんラボの説明全文)

ぼくらニュードが生徒たちにどんな体験を提供できるのか。
初めてプロジェクト参加させてもらった当初(去年度)から
手探りで挑んできましたが、
今年のプロジェクトもどうやら全力の体当たり。

というのも、決まった企画は誰もやったことがないこと。
限られた期間の中で、
無事に実現できる保証が全くないことへの挑戦なんです。

そんな旅の1ページ目が、また開かれてしまいました。

これから数ヶ月、その挑戦の冒険譚をここに記録していこうと思います。



【綿で紡ぐメロディ 冒険譚】
プロローグ

7月下旬のよく晴れた日曜日、
ひらつか市民活動センターに集まったじぶんラボメンバー(以下、ラボメン)。

綿に触れ、糸を撚り、初めてのバイオリンを弓で弾いてみる。
一通りの体験を終えて企画概要を確認したあと、
彼らの前にひとつの問いが投げかけられた。

やなぎ
やなぎ

これからこれを、君たちがやろうっていうわけだけど。
どうかな、本当に実現できると思う?

企画概要についてはこちら
『綿で紡ぐメロディ』始動

一瞬の沈黙があって、
そのあと、リーダーのまっしーが真剣な声で答えた。

じぶんラボ
じぶんラボ

きっと、できると思います。


その言葉に、ほかのラボメンもうなずく。

やなぎ
やなぎ

先生や、先輩や、お父さんお母さんの“ドギモ”を抜いてやろうぜ。

やなぎ
やなぎ

「あいつら、こんなとんでもないことをやらかしたのかよ!」
ってみんながびっくりするような、面白いことをこれから一緒にやろう。

その一言に思わず顔を見合わせる。
なんだか照れくさくなって笑う。

まだ誰も聴いたことのない“綿で紡ぐメロディ”を奏でるための冒険が、こうして始まった。

【綿で紡ぐメロディ 冒険譚】
プロローグ おわり

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