ニュードコットンニュードクラブ

“ものづくり”にどっぷり浸かる日々

まずは、
パスタマシンにそのまま綿を入れても本当に綿繰りはできないのか。
そして「革をはさんだり、巻いたりするとちょうどいい加減になる」という情報は本当か。
その確認から始めたラボメン。

やってみた結果は、いまいち。
綿がローラーの上で滑って引き込まれなかったり、
種まで引き込んで粉砕してしまったり。
機械だとしてもそう簡単には、成功しないようです。

それから数週間にわたって、
何が問題なのか、どうすればうまくいくのかの探求が始まりました。

うまくいっている例との比較

そもそも「革をはさんだり、巻いたりするとちょうどいい加減になる」というのは、
どこかの綿繰り名人によって公開されていた、動画の中の成功事例。

その動画をもう一度よく見てみると、
どうも綿の品種からして違うようです。
種は小さく黒っぽい。
綿の繊維は、短いようにも見える。

やなぎ
やなぎ

ニュードが育てた綿の品種は、
世界中にある綿の中でも、
いちばん繊維が細くて長いほうなんだ。

やなぎによれば、そういうことらしいのです。

動画をまた最初から再生してみると、
「綿をヒーターで十分に乾燥させてから始める」とも言っています。
うーん、綿の乾燥具合も成否に関わってくるのか。

思ったよりもいろんな要素の組み合わせで、
結果が変わってくるらしい。

影響する要素って、何があるだろう?

・摩擦強度
・ローラーの表面積
・テクスチャ(表面加工)
・材質(鉄や生地)
・ローラーの距離(隙間の幅)
・押しつけの強さ
・回転速度
・綿の乾燥具合

こんなことが結果に影響するんだろうか。

限られた時間の中で試行錯誤しながら、
うまくいくパターンを探していきます。

汎用旋盤(せんばん)を使った素材の加工

パスタマシンのローラーはステンレス製。
その径を変えたり、表面加工をすることはそう簡単にはできません。

そこで、金属や木材を加工できる汎用旋盤(せんばん)という機械をお借りして、
ローラーの加工や自作にも挑戦しました!

“生地テスター”も作ろう!

ローラーに巻けるのは革ばかりじゃない。
ゴムシートや綿生地、デニムなども試してみたいけど、
ひとつしかないパスタマシンでいろんな生地を試すのは時間のロスが大きい。

そこで、いろんな生地同士の相性を簡単に試せるように、
簡易的な生地テスターも作ることにしました!

丸棒に軸を通すための穴あけには、
卓上のコンパクトな旋盤を使わせてもらいました。

これで、いろんな生地同士の相性や距離の塩梅が試せる!


こうして、試行錯誤の中で全員が旋盤を扱えるようになり、
それぞれのペースでものづくりの探求にいそしんだ、
そんな2025年の年の瀬となりました。

すごくないですか、旋盤(せんばん)ですって。
彼らが使ったのは、いわゆる汎用旋盤という大型のものと、卓上旋盤という小型のもの。
僕(やなぎ)はこのときまで使ったことがなかったけれど、彼らはもう経験済みなんです。

完成まで、もう少し見守っていきましょう。

“ものづくり”にどっぷり浸かる日々 おわり

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